【アクアグルー水溶液の作り方】 <20%濃度> 材料:粉末アクアグルー50g・ぬるま湯または水200ml ?粉末アクアグルーを中ボトルにすべて入れます、用意したぬるま湯または水を少しずつ注ぎ適度に撹拌します。 ?水をすべて入れ終わったら蓋をして振ります。そのまま24時間置きます。※水溶液が透明になりましたら溶けた合図です
<10%濃度> 材料:粉末アクアグルー10g・ぬるま湯または水90ml ?粉末アクアグルーを中ボトルにすべて入れます、用意したぬるま湯または水を少しずつ注ぎ適度に撹拌します。 ?水をすべて入れ終わったら蓋をして振ります。そのまま2時間程度置きます。※水溶液が透明になりましたら溶けた合図です
【絵具の溶き方】 ?上記で制作した水溶液を岩絵具などの粉体顔料に少量づつ加えながら、ペースト状になるまで練り合わせます。 ?必要に応じて水を加え、筆さばきを整えます。この時加える水の最は下記の最大量を超えないように気を付けます。
<絵具との練り合わせに入れたアクアグルー水溶液の量に対して> ■20%濃度で水溶液を作った場合 >絵具との練り合わせに入れたアクアグルー水溶液の量1に対して5倍量 ■10%濃度で水溶液を作った場合 >絵具との練り合わせに入れたアクアグルー水溶液の量に1対して3倍量
*上記はあくまでも目安です。顔料に合わせて適切な固着力を確保するために、必要に応じてアクアグルー水溶液で絵具を溶くたびに試し塗りをして固着力を確認してください。
【ご使用いただく前に】 使用する支持体(紙や板、布などの作品のベースになるもの)は、しっかりと吸い込み止めを施して下さい。支持体がメディウム分を吸い込んでしまうと、絵具の定着性や発色が損なわれる恐れがあります。
【ご購入前に、必ず御一読下さい!】 *本品は、岩絵の具などの粉体顔料と合わせて使うメディウムです。必ず、何かしらの粉体顔料と混ぜ合わせてからご使用下さい。 *本品は、(岩絵の具を使って描くという意味での)日本画制作にお使いいただけますが、日本画で広く使われている膠とは根本的に違う原料・性質のものです。その点をご理解いただいた上で、お使い下さい。 *明礬を入れて、明礬ドーサとしての使用はできません。 *下地から仕上げまで、他のメディウムや動物性の膠と併用せずに制作されることをおすすめします。(収縮率が違うのでヒビなどが発生する恐れがあります。) *ご使用いただく前に、必ず試作をされてから、使用者の責任においてご使用下さい。 *本品を使った作品を、表装や表具などの二次加工、修復等に出される場合、従来の日本画とは違う材料で描かれていることを必ずご説明下さい。明礬ドーサや、動物の膠を使用した日本画と同様に扱ってしまうと、性質の違いから問題が生じる可能性があります。問題が起きるのを防ぐため、本品の成分を開示いたしますが、トラブルが起きないことを保証するものではなく、また生じた場合の責任は負いかねます。
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